市場価値を高めるために必須のスキル

今やSEは、プログラムを記述するだけのプログラマ―の時代から、システム構築全てを統括するためのマネジメント能力が必須の時代へと、質も高まり取り扱う分野も広がってきました。
また、グローバル社会の到来で、仕事の世界は日本にとどまらなくなっています。海外に進出する会社も増え、そのような企業では英語力は自ずと必須になります。
一方で、国内でもインターネット通販の最大手のように社内公用語を英語にする会社もあり、社内のコミュニケーションと会議などを英語で行うのも珍しくありません。

さらに、1990年代前半には外国人技能実習制度がはじまり、国会にて外国人技能労働者の受け入れを拡大する改正法が承認され、2019年4月から受け入れが開始しました。取り扱う職種も80職種144作業へと広がっていて、取り扱うシステムの利用者に外国人も含まれる時代です。
そうなるとシステムを発注する利用者とのコミュニケーションは基本的には日本語ですが、よりスムーズに対話を進めるには英語を用いた方が良い場合も出てきます。今後日本にいるから日本語で良いという時代が続くとは限りません。

日本の企業で国内市場だけを扱う企業も、いつ外国市場に参入するという方針転換をするかわかりません。そうなれば、否応なく海外での仕事も増えます。そうなってから英語力を高めようとしても間に合いません。
SEとしてフリーランスのスキルの1つとして英語力も視野に入れ、いつでも対応できるように英語を身につけておく必要があります。それは単なる準備ではなく、自分自身の市場価値を高めることになり、必然的に報酬のアップにも繋がります。